インドに行くなら海外旅行保険を忘れずに!プランの選び方と私の実例

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カルテとパスポートと電卓

海外旅行と国内旅行の大きな違いのひとつは保険加入の重要性です。国内旅行のためにわざわざ保険に入ることはそうありませんが、海外旅行ではほぼ必須と言えます。海外では医療費が全額負担になってしまうから、不慣れな土地では思わぬトラブルに遭いやすいから、などの理由があります。

ところで、インドは日本と比べて物価の安い国です。医療費も例に漏れず安いです。それでも保険加入はほぼ必須、むしろインドだからこそ重要度は高いと言えるでしょう。

本記事では、2017年秋に初めてのインド旅行に行った筆者が、自身の例もご紹介しつつ、インド旅行の保険事情について、初心者目線で情報を共有していきます。

  • 初めてインドに行く
  • 初めて海外旅行に行く
  • どのプランを選べばいいかわからない
  • 個人の実例が知りたい

以上のような方を対象としています。ぜひお役立てください。

インド旅行に保険が必要な三つの理由

「インドは医療費が安いから保険もいらないんじゃない?」
「あんまり余計なお金はかけたくないなあ」
「健康体だし、気をつけていれば平気でしょ」
「今までトラブルに遭ったことないし、インドもきっと大丈夫」

あなたがもしそんな風に考えているとしたら、この場でどうしてもお伝えしたいことがあります。

悪いことは言わないから保険、入りましょう。

以下、その理由をご説明していきます。

病気になりやすい

病気になりやすい要因いろいろ

決してインドを悪く言うつもりはありませんが、現実として、インドは日本人が病気になりやすい国です。

  • 衛生状態があまりよくない
  • 水や空気があまりきれいではない
  • 野生の犬や猿がいたるところにいる

こういった衛生的な問題もあるほか、

  • とにかく暑い
  • 料理にスパイスをふんだんに使う
  • 慣れない土地で疲れやすい

こういった環境の変化による疲れ、食生活の変化によるストレスなども無視できません。

もちろんそれぞれ対処方法はあります。生水を飲まない、野生動物に近づかない、無理をしない、よく休む、等々……。しかしそれでもやられるときはやられますし、リスクが高いという事実は変わりません。

私自身もやられました

私の場合、上のような基本事項に気をつけていた甲斐あって、幸い何事もなく旅行を終えることができました。

しかし、実は帰国した翌日からしばらくお腹を下していました。旅行用に買った正露丸がまさか帰国後に活躍するとは……。

それが疲れから来たものか、環境変化によるものか、衛生的な部分でやられたのか、食あたりなのか、理由は定かではありませんが、旅行が終わって油断したタイミングで一気に来たのかもしれません。

旅行後に発症し、医者にもかかっていませんから、このケースは海外旅行保険の補償の対象外ですが、言いたいことはつまり、どんなに気をつけていてもやられるときはやられますよということです。

車が危ない

インドの道路では混沌という名の秩序を目の当たりにすることになります。絶えずあちこちでクラクションが鳴り響き、車、歩行者、自転車、バイク、リクシャー、牛、馬車……あらゆるものがカオスに混ざり合って進みます。常に気を張りますし、交差点を渡るときはうっかり轢かれないよう必死になるほどです。

詳しい状況は下の記事の「道路と車」の項でお話ししています。

いくらこれがインド流の秩序、というか普通の状態であるとはいえ、不慣れな旅行者にとっては当然ながら危険です。日本のお行儀のよい交通事情に慣れきっているならなおさらです。

あまり想像したくありませんが、交通事故に遭うなどの可能性は十分に考えられます。実際のケースとしては病気や盗難よりも少ないかもしれませんが、経験上、強く意識してほしいポイントです。

悪い人に狙われやすい

日本人観光客は悪い人にとって格好の的です。個々人の実態に関わらず、一般的にインドでは日本人観光客はお金持ちだと思われていると考えましょう。大人しくて無防備だから狙いやすい、などとも思われているかもしれません。

上記はあくまで私個人の印象ですが、ことの真偽はさておき、大切なのは自分が悪い人にとっていいカモであると自覚することです。

特に空港や観光地はトラブルが起きやすく、デリー、アグラ、ヴァーラーナシーなどの観光主要都市は外国人狙いの悪い人も大勢います。私が行ったのはまさにその三都市だったわけですが、やはり常に気を配り、油断しないようにしていました。

しかしどんなに気をつけていても、こちらがインドをよく知らないよそ者である以上、悪い人のほうに分があります。疲れてうっかり気を抜いてしまうことだってあるでしょう。ようするに、起きるときは起きるのです。

補償に関わる部分だと、おもに盗難やスリの被害が考えられます。パスポートなど、盗まれたら洒落にならない貴重品も海外旅行では常に携行します。いざというときのためにしっかり保険に入っておきましょう。

インドは医療費が安いから平気?

「インドは医療費が安いから保険なしでも平気じゃない?」という意見もまれに見かけますが、結論から言えば「平気じゃない。慢心ダメ絶対」です。

いざ起きたトラブルが「医療費が安いから平気」の範疇に収まっている保証はどこにもありません。盗難などの携行品損害に始まり、家族が駆けつけなければならなくなったときの救援者費用など、インドの物価の安さとは関係のないケースも十分にあり得ます。

保険とは不測の事態に備えるためのものです。インドは海外旅行先の中でもトラブルに遭いやすいと評判の国ですから、くれぐれも舐めないほうがよい、と強く念を押していきたいところです。

どんなプランを選べばいい?

さて、それでは海外旅行保険に加入するとして、どのようなプランを選べばよいのでしょうか。特に海外旅行の経験がない人は悩んでしまうかもしれませんね。「インド 保険」などのキーワードで検索すると比較サイトがいろいろ出てきますが、具体的にどこに着目して選べばよいのでしょうか。

「治療」と「携行品損害」は含めたい

補償の内容は人それぞれ、必要な項目や金額が変わってくるので一概には言えませんが、個人的には補償内容に「治療」と「携行品損害」の二つは確実に含めておくべきかと思います。病気と盗難はインド旅行で最も起こりやすいトラブルトップ2です。補償額は各自の都合に合わせて決めるとよいでしょう。

保険会社の海外旅行保険がおすすめ

  • 保険会社の海外旅行保険
  • クレジットカード付帯の海外旅行保険

上記のどちらを利用するかでお悩みの人もいるかもしれません。後者は特別な保険料を支払わずに済むのが魅力ですが、私個人としては、保険会社の海外旅行保険は必要だと思っています。クレジットカード付帯の海外旅行保険は利用に条件があったり、補償の内容や金額が不十分だったりと心もとない部分が多いからです。いざというときのためのものなのに不安がある……というのはちょっと妙な話ですしね。

あと個人的な話になりますが、私は過去に一度、保険会社の海外旅行保険の補償を受けた経験があります。そのときの対応がとてもしっかりしていて安心感があったんです。詳しくは後述しますが、一度そういう体験をしてしまうと他の選択肢を選ぶ気にはなかなかなれません。

中には、保険会社の保険とクレジットカード付帯の保険、両方を併用して上手に保険料を抑える旅行者さんもいるそうです。これについては私はあまり詳しくないため、興味のある方は各自調べてみてください。

クレジットカード自体はぜひ作っておこう

ただし、保険の話とは別に、クレジットカード自体はぜひとも用意していきましょう。いざというときに現金以外の支払い方法を持っておくのは大切ですし、カードがあれば多額の現金を持ち歩かずに済みます。支払いもスマートかつラクです。

私が持っているのはVISAカードです。世界的にもっとも普及しており、クレジットカード対応の店でこれが使えないことはまずないというブランドなので、まだお持ちでない方は旅行前に作っておくとよいでしょう。

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ツアーのオプションで申し込める保険もある

また、パッケージツアーで旅行に行く場合、オプションで海外旅行保険がつけられることもあります。たとえば私がお世話になった株式会社いい旅のツアーでは、希望者には海外旅行保険の案内を送付してくれました。保険料はツアーの代金とまとめて支払う流れでした。

私自身は利用しませんでしたが、旅行会社がツアーと保険を一元管理してくれるのでわかりやすい、うっかり保険に加入し忘れることがないなどのメリットがあるかもしれません。選択肢の一つとして適宜検討してみましょう。

私が実際に入った海外旅行保険はこちら

参考までに私自身の実例をご紹介しておこうと思います。2017年秋、私が初めてのインド旅行に行った際に加入したのはこちらの保険です。

もう何年も前から、海外へ行くたびにお世話になっています。海外旅行保険の中ではおそらく大手や老舗といわれる類のサービスで、安定感、安心感は随一です。上のページからネットで申し込みます。同ページに保険料シミュレーションがあるので、ぜひサクッと試してみてください。

なぜこの保険が気に入っているのかというと、過去、実際に助けていただいたことがあるからです。

数年前、中国・北京の旅行中に新型インフルエンザをもらってしまい、その治療費や入院費を補償していただきました。ホテルに「検査結果陽性」の電話が来たときは本当に焦りました……。一時的にではありますが、物置みたいな隔離病室に連れの友人ごと隔離されたりしててんやわんやでした。そんな混乱と不安の中、電話口の対応がとても丁寧で、非常に安心感があったことを覚えています。

起こるときは起こるというのを身をもって知りました。海外旅行保険、本当に大事です……!

参考リンク

いかがだったでしょうか。私個人の事例などもご紹介しつつ、インド旅行の保険事情についてご説明してみました。これから初めてインドに行く、初めて海外旅行に行くという方のお役に立てれば幸いです。

最後に、衛生面や安全面など、本記事でお話しした内容に関連のある記事をご紹介しておきます。ぜひ併せて参考にしてみてください。

▼衛生について

▼盗難など、トラブル全般について

▼食について

▼気候について

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Posted by 真中ユエ