インド旅行にはこれを持っていこう!基本の持ち物+あると役立つ持ち物リスト
初めてのインド旅行に行ってみたい!
何を持っていけばいいの?
他の国と違うところはある?
バックパックじゃなくスーツケースで、初心者向けの旅行がしたいんだけど……?
本記事では、2017年秋にツアーで初めてのインド旅行に行ってきた筆者が、自身の体験をもとに、基本の持ち物と、あるのとないのでは大違い!なおすすめの持ち物をご紹介していきます。
- インドに初めて行く人
- 比較的短期で行く人
- 初心者向けの旅行がしたい人
上記のような方を対象としています。
私自身がまさにこのような立場だったので、同志の方、ぜひ参考にしてみてください。
基本の持ち物
まずは、海外旅行で必要になる基本の荷物を見ていきましょう。
初めて海外に行く方はもちろん、もう何度か行ってるよという方も、インドの諸条件に合わせた内容になっていますので要チェックです。
貴重品
- パスポート
- ビザ
- 現金(日本円またはUSドル)
- クレジットカード
- eチケット
- 海外旅行保険証
- パスポートのコピー
- eチケットのコピー
ビザは必須
日本人がインドに入国するには、事前にビザを取得しなければなりません。
ビザの概要と観光ビザ取得について、詳しくはこちらの記事をどうぞ。
パスポートの諸条件に注意
パスポートは
- ビザ申請時に残存期間が6ヵ月以上必要
- 未使用の査証欄が2ページ以上必要
です。
細かい部分ですが大事なことなので、必ず確認してくださいね。
クレジットカードがあると安心
クレジットカードはぜひ作って持っていきましょう。
多額の現金を何日も持ち歩くのは危険ですし、現金以外の支払い方法があれば、いざという場合に対応しやすくなります。
ショッピングの支払いなどでも、慣れない現金を数えるよりスムーズなのでおすすめです。
私が持っているのはVISAカードです。
世界的にもっとも普及しており、クレジットカード対応のお店ならまず間違いなく使えるブランドなので、まだ持っていない方にはおすすめです。
海外旅行保険に入るのを忘れずに
病気、けが、盗難などのトラブルに備えて海外旅行保険に加入しましょう。
どの国に行くにも必須といえますが、ことインドにおいてはお世話になる可能性が高いかもしれません。
真っ先に考えられるのは病気。
幸い、私はおなかを壊したりすることなく帰国できましたが、もちろん覚悟と備えはしていきました。
次に盗難や交通事故でしょうか。あまり考えたくありませんが……。
海外旅行保険については↓の記事で詳しくお話ししていますので、まだ入っていない方は要チェックです。
衣類
- 着替え
- 下着
- 薄手の上着
- パジャマ
- 歩きやすい靴
- 帽子
- 雨具
着替えはどのくらい持っていく?
滞在期間が短ければ日数分、長ければ数日分+洗濯用品を持っていきましょう。
ホテルのバスルームで手洗いして客室内に干すとよいでしょう。
インドは気温が高く空気が乾燥しているのでよく乾くと思います。
薄手の上着は必須
冷房対策と日差し対策に薄手の上着が必須です。
カーディガンなど、コンパクトに持ち運べてパッと羽織れるものを一枚持っていきましょう。
大判のストールでも代用できます。個人的にはこちらがおすすめ! 後ほど詳しくご紹介しますね。
履きなれたスニーカーが基本
「インドを歩くのに最適なのはサンダル!」という声もありますが、基本的にはやはりスニーカーでしょう。
ちなみに、サンダルのほうが便利なシーンもあります。
たとえば、ヴァーラーナシーで寺院巡りをするときは、お寺に入るたびに履き物を脱ぐので、素足にサンダルのほうがスムーズです。
日差し対策はしっかりと
インドの日差しは強烈! 帽子やサングラスが必須です。
私はサングラスは持っていきませんでしたが、あったほうがいいと感じました。次回は持っていくつもりです。
雨具はレインコートが◎
雨具はレインコートなど、上からばさっと着るタイプがよいでしょう。
折りたたみ傘は一応あってもいいですが、あまり活躍しない気がします。
雨の中どうしても外を歩かないといけないときに頼りになるのは、やはりレインコートじゃないかなと個人的には思います。
その他、服装について
インド旅行の服装については↓の記事で詳しくお話ししています。
私自身の実例をイラスト付きでご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
日用品
- 歯みがきセット
- お風呂セット
- 洗面道具
- 化粧品
- 生理用品
- 常備薬
正露丸を持っていこう
正露丸を持っていくことを強くおすすめします。
インドに行くと高確率でお腹を壊すので……。
私はこちらの正露丸を持っていきました。糖衣タイプで飲みやすく、旅行にぴったりのコンパクトサイズです。
インドの衛生事情について、詳しくは↓の記事をどうぞ。
苦手な人は酔い止めも
インドは道路の状態が悪いところが多く、車で走るとかなり揺れます。
酔いやすい方は酔い止めを持っていくと安心です。
電子機器類
- スマホ
- 充電器
- 海外用変換プラグ
その他、カメラ、PC、バッテリー、モバイルWi-Fiなど、必要に応じて。
本体にばかり気が行って、うっかり充電器を忘れないよう注意しましょう。
海外用変換プラグが必須
日本の電化製品をインドで使うには海外用変換プラグが必要です。
電圧は220~240V、プラグはB3, BF, B, Cタイプが主流となっています。
プラグ形状が様々なので、どんな形にでも組み立てられるマルチプラグが便利です。
私が現地で使っていたマルチプラグがこちら。問題なく大活躍してくれました。おすすめです!
変圧器はたいていの場合不要
変圧器が必要かどうかは、各電化製品のプラグを見て確認しましょう。
「100-240V」と書いてあればそのまま使えます。
たいていの場合、変圧器は不要だと思います。私はこれまで何度か海外に行っていますが、おそらく一度も変圧器は使用していません。
あると役立つ!おすすめの持ち物
ここからは、初めてインドに行くならこれを持っていくと快適!というイチオシの持ち物をご紹介します。
中には必需品レベルのものもあるので要チェックです。
トイレットペーパー
インドのトイレにはトイレットペーパーがないことが多いです。
切らしているのではなく、そもそも備えつけていない場合もあります。
詳しくは↓の記事でお話ししています。
現地のスタイルにチャレンジするのはちょっと厳しい……という方は、トイレットペーパーを常に携帯しましょう。
ロールの芯を抜いて潰すとコンパクトになって持ち歩きやすいです。
現地調達ももちろん可能ですが、どうもインドでトイレットペーパーを買うとかなり高くつくようです。日本より断然物価が安い国なのに意外ですね。
ウェットティッシュ
食事の前のお手拭きとして除菌用ウェットティッシュがあると安心です。
こちらも↓の記事で詳しくお話ししています。
ちょっと神経質に感じられるかもしれませんが、インドの食事は素手で食べるメニューが多いので、実際重宝します。
また、慣れないうちは環境の変化で疲れて免疫力が低下したりもします。
気になる方はぜひ持っていきましょう。
大判のストール
個人的、インド旅行におすすめの持ち物No.1!
- 頭にかぶって日よけに
- 羽織って日焼け防止に
- 首元に巻いて汗を吸わせる
- 冷房の強い屋内で羽織る
- もちろんおしゃれアイテムとしても
- 女性の場合、首元や胸元を隠すのにも
などなど、何かにつけて超便利! いたるところで大活躍します。
帽子と羽織物の代わりになるので、荷物の数も減らせます。
使わないときはバッグのベルトに結びつければOK。かばんの容量を食わないので観光旅行に最適です。
民族衣装のサリーに代表されるように、インドは色とりどりの布をファッションに広く活用する土地柄なので、そういう意味でもぴったりのアイテムです。
ぜひ男女問わず、便利に使ってみてくださいね。
日焼け止め
インドの日差しを舐めてはいけません。
熱中症とともに紫外線にも充分気をつけましょう。
帽子、長袖の羽織物、大判のストール、サングラスなどのほか、日焼け止めも忘れずに。
虫よけ
時間や場所によっては蚊に刺されます。
インドの蚊はデング熱などの病気を運んでいる可能性もあるため、対策しておいたほうが安心です。
スプレータイプは空港の荷物検査で没収されてしまうかもしれないので、シートタイプやクリームタイプがおすすめです。
「日本の虫よけはインドじゃ効かない!」という口コミをときどき見かけますが、私は日本のシートタイプの虫よけでも十分効果を感じました。
具体的には、ヴァーラーナシーで日没のプージャーを見学していたときですね。塗るのと塗らないのでは大違いでした。
もし効果が薄いなと思ったら、そのときはインド製の虫よけを現地調達するとよいでしょう。
保湿コスメ
日差しに加え、空気の乾燥も舐めてはいけません。
ただでさえ乾燥しているところに埃っぽさも加わるので、目、顔、唇、手など、粘膜をはじめあらゆる箇所にダメージを受けます。
私はインド滞在中、なんと乾燥で爪が割れました。人生初でした……。
ハンドクリーム、リップクリーム、目薬、化粧水など、乾燥から身を守るアイテムを忘れずに持っていきましょう。
海外対応ドライヤー
ホテルには基本、ドライヤーはないと思っておいたほうがよいです。
必要な人は日本から海外対応のドライヤーを持っていきましょう。
初めて聞く方は「なんだろう、高いのかな、使い方とかあるのかな」と不安に思われるかもしれませんが、心配ご無用です。
ヨドバシカメラなどの家電量販店で1,000円台から購入できます。
使い方も難しいことはまったくなく、渡航先の電圧に合わせてスイッチを切り替えるなどして使います。
私が長年愛用しているのがこちらのドライヤーです。
海外に行くときだけでなく、日本でも毎日普段使いしていて、もう何年使い続けているのかわからないほど丈夫で優秀です。
コンパクトながら非常にパワフルで、文句なしにおすすめです!
メガネ(コンタクトレンズは×)
視力矯正が必要な人は、コンタクトレンズではなく、メガネをかけることを強くおすすめします。
空気が乾燥して埃っぽいので、コンタクトレンズだと目が猛烈に痛みます。
私自身、二日目の夕方の時点で耐えきれずメガネに替えました。目薬ではまったく太刀打ちできない乾きと痛みでした……。
どうしてもコンタクトをつけたい場合は、予備のメガネを忘れず持っていきましょう!
制汗シート
- 寝台列車に乗る人
- シャワー付きのホテル泊でない日がある人
- 汗が気になる人
このような人はぜひ、制汗シート(汗拭きシート)を持っていきましょう。
私は寝台列車で一泊する日があったので、そのときに使いました。
何度もお伝えしている通り、インドは猛烈に暑いです。
ただでさえ慣れない環境の中、眠るときに汗が気持ち悪くて充分に休めない、という状況になっては困ります。
衛生面はもちろん、疲れを取ってリフレッシュするためにも非常におすすめです。
なお、寝台列車については以下の記事で詳しくお話ししています。初めて乗る方は要チェックです。
携帯用スリッパ
インドのホテルには、客室用のスリッパが用意されているとは限りません。
基本ないと考えて、室内履きを一足持参することをおすすめします。
こちらも利便性はもちろんですが、不慣れな環境で充分にリラックスすることが一番の目的です。
細かいことですが、案外そういう部分が旅の快適度に大きく関わってきます。
特に観光旅行は毎日たくさん歩くので、足を解放して疲れを癒してあげましょう。
行き帰りの飛行機内で使うことも考えて、携帯用のスリッパがおすすめです。
バスルーム用のサンダル
インドのバスルームの構造上、ぜひ持っていきたいイチオシのアイテムです。
詳しくは↓の記事でご説明しています。
シャワールームと手洗い場がはっきり仕切られていないため、シャワーを浴びると床が全面的に濡れてしまいます。
クロックス的なラバーサンダルやビーチサンダルがあると格段に快適になるので、ぜひ用意していきましょう。
まとめ
以上、インド旅行に持っていく基本の持ち物と、実体験に基づいたイチオシの持ち物をご紹介してみました!
滞在や荷造りの参考になれば幸いです。
旅の荷物はコンパクトであればあるほどよいですが、ちょっとしたアイテムがあるかないかで滞在中の快適度が大きく変わってきます。
ぜひよくよく考えて、荷物が膨らまない程度に、必要なものを厳選して持っていきましょう。