スーツケースは小さめサイズで!インド旅行に最適なバッグの選び方
バックパックじゃなくスーツケースでインドに行きたい! ツアーに入ってガイドさんについてもらってスタンダードクラスのホテルに泊まる、初心者向けの旅行がしたい!
そんな同志さんのために情報を発信している当ブログ、今回はスーツケース(キャリーバッグ/キャリーケース)や街歩き用のバッグについてお送りしていきたいと思います。
筆者は2017年秋、スーツケースを転がして初めてのインド旅行に行ってきました。そのときの経験を踏まえて、インドを旅行するにはどんなスーツケースが最適か、現地を歩くにはどんなバッグがおすすめか、具体的なポイントをお伝えしていきます。
- インドに行ってみたい
- バックパックではなくスーツケースで行きたい
- スーツケースの選び方に悩んでいる
- 街歩きのバッグをどうするか悩んでいる
上記に当てはまる方は必見です。
インド旅行に最適なスーツケースとは?
私が実際にスーツケースでインドを旅してみたところ、
- 軽い
- 丈夫
- 小さい
この三点を兼ね備えたスーツケースがインド旅行に適していると感じました。以下、ひとつずつ詳しく見ていきます。
軽い
インドに限らずどこへ行くにも、重さは最も重要なポイントのひとつ。特に海外旅行では、国内旅行よりも荷物が多くなりがちです。
そのうえ、飛行機の預け入れ手荷物の重量制限も考慮しなくてはいけません。たとえば私が利用したエア・インディアでは、エコノミークラスの預け入れ手荷物は25kgまでとなっています。(2019年1月24日調べ)
旅のスタイルにもよりますが、比較的長期の旅行でお土産をたくさん詰めて帰国するといった場合、この重量制限が意外とシビアだったりします。スーツケースそのものの重さは可能な限り絞っていきたいところです。
そして何より、勝手のわからない見知らぬ土地をうろうろ歩くわけですから、身軽であるに越したことはありません。せっかくの旅行なのに、重たい荷物を引きずることに意識や体力を割くのはもったいない! 楽しむべきことを思いっきり楽しむためにも、スーツケースは極力軽くしていきましょう。
丈夫
軽さと同じくらい大切なのが丈夫さです。海外旅行におけるスーツケースの丈夫さは、国内旅行のそれよりもさらに重要になってきます。
まず、飛行機やバスでの荷物の扱いの丁寧さに期待してはいけません。ボーン!と雑に放り投げられるくらいを想定しておいたほうが、肝を冷やさずに済むでしょう。
またインドの場合、路面の状態が悪いところが多いです。ちゃちなキャスター(車輪)では心もとありません。キャスターやハンドルの壊れたスーツケースほど扱いにくいものはないので、この辺りの丈夫さは必ずチェックしたいところです。
確かにスーツケースは軽ければ軽いほどよいのですが、代わりに丈夫さが損なわれるようでは困ります。軽さと丈夫さがトレードオフになっていないか、十分確認しましょう。
小さい
個人的に、インドに行って一番痛感したのがここ! スーツケースはなるべく小さく、必要充分な大きさのものを選びましょう。
一般に、スーツケースの容量は旅行の日数や行先の気温によって決まってきます。
日数から決める場合、1泊10リットルを目安に、それより一回り大きめのものを選ぶとよいかと思います。あまりぴったりすぎるとお土産などが入らなくなるため、若干の余裕を見込みます。
行先が寒い地域の場合、衣類がかさむので、さらに一回り大きめのものを選びつつ、圧縮袋なども活用するとよいでしょう。
筆者の場合はどうだったかというと、
- 日数
- 4泊5日
- 行先
- 9月下旬のインド(超暑い)
というわけで、スーツケースの最適な容量は50~60リットル程度だったはず……なのですが、
- インドとは別に、近いうちに長期の海外渡航を検討している
- スーツケースをサイズ別にいくつも揃えるほどの資金がない
- 大は小を兼ねる
という考えのもと、飛行機で無料で預けられるぎりぎりのサイズ、90リットルの大容量スーツケースを選んでしまったのです。
当然ながら、インド旅行中は本当~~~に扱いづらかったです! 部屋で広げるにも場所を取るし、専用車の荷台に乗せるにもやっぱり場所を取るし、空港などでちょっと開けたいときにも一苦労だし、寝台列車のベッド下のスペースに入れるのもギリギリだし……。
大きすぎるスーツケースは、小さすぎるよりマシとはいえ、旅行の快適性を間違いなく損ねます。先を見越しすぎて「大は小を兼ねる」との考えで選ぶと後悔するかもしれません。先のことはそのときが来たらまた考えましょう。
スーツケースを買う際に気をつけるポイント
スーツケースを選ぶときは、上でもお話しした通り、次の三点は最優先で確認するとよいでしょう。
- 軽さ
- 丈夫さを損なわない範囲で極力軽いもの
- 丈夫さ
- ハンドルやキャスターも要チェック
- 大きさ
- 必要十分な大きさのもの
その他、個人的に留意していたポイントは以下の通りです。
- 作り
- ハードケース+フレーム(最も丈夫な組み合わせ)
- メーカー
- 品質に信頼が持てる会社かどうか
- サイズ
- 飛行機の預け入れ無料の規定内に収まるかどうか
- シリンダーロック
- 鍵を差しこむタイプ(ダイヤル式で痛い目に遭った経験があるため)
- TSA
- アメリカに渡航する場合に必須(今後可能性もなくはないので一応)
- 操作性
- 移動、鍵の開け閉め、ハンドルの出し入れなど、使い心地を確認
- 不良品でないか
- 鍵、ハンドル、キャスター、ケース内などを確認
おすすめのスーツケース
これまでにご説明したポイントを踏まえ、インド旅行に適したスーツケースの例をご紹介してみます。といっても、私が実際に現地で使っていたものなんですが……。
レジェンドウォーカーのライトニングネオというシリーズです。サイズは90L・69L・53Lの3種類。カラーはミントグリーン・インカゴールド・ピンク・ホワイトカーボン・カーボンの5色、リンク先で選択できます。
こちらのスーツケース、なんといっても軽いです! 某家電量販店で比較しながら選んだんですが、同じサイズの他社商品と比べたとき、群を抜いて軽かったのが印象的でした。それでいて作りはしっかりしているという、文句なしの良品です。
上のリンクは69Lモデルで、私が使っていたのはホワイトカーボンの90Lモデル、国際線で預け入れ無料になるぎりぎりの大きさのやつです。
↑こちらが90Lモデル。先ほども書いた通り、4泊5日という旅程に対してこれだとサイズが大きすぎましたが、例えば10日以上滞在するとか、移動が少ないとか、お土産をしこたま買いこむとか、そういった場合にはおすすめです。
↑同シリーズの53Lモデル。4泊5日ならこのくらいでも十分だよと過去の自分に言ってあげたい……。
本シリーズを購入する際の注意点として、型番や寸法、リットルでサイズを判断することをおすすめします。S・M・Lだと店舗によって表記揺れがあるので混乱するかもしれません。
インドを歩くのに最適なバッグとは?
続いて、機内持ちこみや街歩きのためのバッグについて見ていきましょう。インド旅行に適しているのは、
- 軽い
- 安い
- 背負わない
- 機能的
この四点を備えたバッグだと思います。以下、ひとつずつ詳しく見ていきます。
軽い
スーツケースと同様、街歩き用のバッグも軽ければ軽いほどよいです。
特に観光旅行となると、そのバッグを下げて丸一日、見知らぬ土地を歩き回ることになります。バッグそのものはもちろん、中身も極力そぎ落とし、必要なものだけコンパクトに持ち歩くことをおすすめします。
安い
地味に大事なポイントです。日本と同じような感覚で、ハイブランドのバッグなどを持ち歩かないようにしましょう。
インドでは、日本人観光客はおおよそ「お金を持っていて警戒心が薄い」と認識されています。その人自身が実際どうかは関係なく、日本人というものが一般的にそう思われていると考えましょう。
ようするに、ただでさえ悪い人たちから狙われやすい立場なのです。そこへさらに高級なバッグや服飾品をのほほんとぶらさげていたら、もう完全にカモねぎです。
もしあなたがセレブで、お金持ち御用達の施設しか利用しない、出かけるときは必ず専用車、駅や街や人の多い観光地を歩くことはないし、SP的な人が常にそばについているというなら話は別かもしれませんが、そうでないなら、むやみにリスクを負うような真似は避けましょう。
インド旅行で気になる治安やトラブルについては、以下の記事で詳しくご紹介しています。よろしければあわせてどうぞ。
背負わない
街歩き用のバッグはリュックサックではなく、ショルダーバッグなど、常に目の届くタイプのものを選びましょう。
これも上の項目と似ていて、スリなどの犯罪に遭わないためのポイントです。リュックなどの背負うタイプだと、持ち主の目が直接届かないので、バッグの底をナイフで切り裂かれて盗まれるとか、ポケットにしまっていたものを抜き取られるおそれがあります。
繰り返しになりますが、日本人は悪意のある人に狙われやすい立場です。ショルダーバッグなど、目の届きやすい形のかばんを選び、常に片手を添えておくなどして気を配りましょう。
機能的
観光でうろうろ歩き回る旅行なら、バッグの機能性はぜひとも重視したいところです。身動きのしやすさ、開けやすさ、取り出しやすさ、肩が痛くならないか、汚れても惜しくないか等々。
口が常に開いているタイプのバッグは避けましょう。上の二項目と同様、防犯が主な理由で、そのほか雨などによる水濡れを防ぐ意味もあります。
おすすめの街歩きバッグ
以上のポイントを踏まえ、インド旅行におすすめな街歩きバッグの例を挙げてみたいと思います。
友人が現地で使っていたバッグなんですが、見ていてかなり便利そうだったので紹介させてもらいました。
HEALTHY BACK BAG(ヘルシーバックバッグ)というニューヨーク発のブランドで、人間工学に基づいた体に優しいつくりなのだそうです。カラーバリエーションが非常に豊富で、男性・女性を問わないユニセックスなデザインも魅力です。「バックバッグ」という名前ですが、ショルダーバッグ的な使い方もできるのでご安心を。
こちらのバッグについて、友人からコメントをいただいたので掲載します。(協力ありがとう~!)
自分がインドに持って行ったのはMサイズだけど、Sもちょっとそこまで、って時に便利!
あと、インドでは、外のポケットにインドサイズのペットボトルがジャストフィットで、それが使いやすかった。
最後の点、個人的にかなりポイント高いです。インドのミネラルウォーターのペットボトルは1リットルが普通で、カバンの中に入りにくい大きさなんです。なので私は仕方なく手に持ったり、手提げ袋に入れたりしていたのですが、当然ながら非常に不便。ペットボトルがバッグのポケットに収まるというのは間違いなく快適なので、ぜひともおすすめしたいです!
↑素材違いのバリエーションとか、
↑旅行向けのモデルもあります。ぜひ有力候補のひとつとして検討してみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか? インド旅行に適したスーツケースやバッグのポイントと、それぞれのおすすめ商品をご紹介してきました。
最後に簡単にまとめると、スーツケースを選ぶときは特に以下三点をチェック。
- 軽さ
- 丈夫さを損なわない範囲で極力軽いもの
- 丈夫さ
- ハンドルやキャスターも要チェック
- 大きさ
- 必要十分な大きさのもの
街歩き用のバッグを選ぶときは、次の四点をチェックするとよいでしょう。
- 軽さ
- 負担軽減
- 安さ
- 防犯上の観点から
- 背負わないもの
- 防犯上の観点から
- 機能性
- 1Lペットボトルが入ると便利
インド旅行の準備の参考にしていただければ幸いです。