貴重品以外ほとんどNG!タージ・マハルの手荷物検査を受けてみた

2018年5月2日現地情報

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正面から見たタージ・マハル

世界遺産、タージ・マハル。ムガル皇帝シャー・ジャハーンの愛妃、ムムターズ・マハルのために建造された世界最大の墓です。

白亜の大理石で作られた左右対称なその姿は、映像や写真で誰もが一度は目にしたことがあるはず。

インドに観光に行くとなれば、真っ先に目的地として挙がってくるスポットでもあります。

ところでそのタージ・マハル、入場時の手荷物検査が非常に厳しいということはご存知でしょうか?

大きな荷物を始め、食べ物や飲み物、本や筆記具、三脚なども持ち込むことができないんです。

本記事では、2017年秋に初めてインドを訪れた筆者が、自身の体験をもとに、タージ・マハルの手荷物検査事情についてお話しします。

タージ・マハル 基本情報

所在地
インド北部アグラ(Agra)
開館時間
日の出の30分前~日没の30分前
休館日
金曜
入場料
外国人は1,100ルピー
霊廟内を見学するには+200ルピー
15歳以下無料
写真撮影
可、霊廟内は不可
公式HP
https://www.tajmahal.gov.in/

(※2020年1月19日調べ。ソースは下記公式ページ)

入口は二か所ある

入口は西門と東門の二か所あります。南門は出口専用となっています。

筆者は西門(Western Gate/Fatehpuri Gate)から入りました。

東門はチケット売り場がかなり遠く、1.2km離れたシルプグラム(Shilpgram)という場所で買わなければならないとのこと。

[2020/01/19追記]
現在は東門でチケット購入できるようです。詳しくは↓の公式ページをチェックしてください。

なお、入場料にはミネラルウォーターとシューズカバーの料金も含まれています。チケット購入時、忘れず受け取るようにしましょう。

西門付近のつくり

西門から入場する場合、以下のような流れになります。

  1. 一般道路から入り、
  2. 公園内を通り抜け、
  3. ゲート前のチケット売り場でお金を払い、
  4. 手荷物検査を受け、
  5. 西門から入場

タクシーなどの一般車両が乗り入れられるのは1までで、2は公園内を走る専用のリクシャーか徒歩(約10分)での移動になります。

※2017年9月時点の情報です。参考程度にお願いします。



手荷物検査を受けてみた

私たちがタージ・マハルを訪れたのは2017年9月下旬、時間は正午ごろです。

日本人女性3名+インド人男性のガイドさん1名で、いざ手荷物検査へ。

並ぶレーンは男女別です。

当時は気付かなかったのですが、インド人と外国人でも分かれているようです。外国人は長蛇の列に並ばず優先的に入れる仕組みになっているとか。料金が高額な分、優遇されているのかもしれません。

各列、同性のスタッフさんによってボディーチェックと手荷物検査が行われます。ボディーチェックでは服の上から割としっかり体を触られます。手荷物検査ではバッグの中身をがっつり確認されます。

タージ・マハルの手荷物検査場
タージ・マハルの手荷物検査場の様子。左(画角外)が男性用、フェンスの向こうが女性用です。

このときの私の手荷物は以下の通りです。

  • ショルダーバッグ
  • パスポート
  • 財布
  • スマホ
  • チケット売り場でもらった水
  • 同、シューズカバー

この他、友人たちは以下のものを持ち込んでいました。

  • 大判ストール
  • 水に流せるティッシュ

服や靴以外に身に着けていたものは以下の通りです。

  • 帽子
  • アームカバー
  • 眼鏡
  • ネックレス

結果として、すべて無事に検査を通過することができました。

持ち込めるもの、持ち込めないもの

以上の経験から、タージ・マハルに持ち込めるものと持ち込めないものを考察してみました。

持ち込めるもの
・小さいバッグ
・貴重品
・チケット売り場でもらった水
・同、シューズカバー
・ティッシュ、トイレットペーパー
・服飾品
持ち込めないもの
・上記以外のほぼすべて

これだとさすがに後者が雑すぎるので、もう少し補足してみます。

ガイドブックやツアーの資料を見てみると、次のようなものは手荷物検査に引っかかるようです。

  • 大きな荷物
  • 煙草
  • ライター
  • 飲食物(飴なども不可)
  • 三脚
  • (ガイドブックは可)
  • 筆記具(ペン、バインダー等)

モバイルバッテリーなど、スマホ以外の電子機器類は諸説あるようです。

ブログや口コミなど、ネット上の情報を見渡してみてもかなりばらつきがあります。説明したらOKだったとか、どんなに言ってもだめだったとか。職員さんの匙加減によるところが大きそうです。

持ち込めないものはどうするの?

持ち込めないものはその場で処分するか、入口近くのクロークに預けに行くなどの対応が必要になります。

特に東門のクロークは入口から離れているので、入口のセキュリティでひっかかったらクロークまで戻るのが大変だ。

[出典:D28 地球の歩き方 インド 2017~2018 p.180]

↑のように面倒なことになる可能性もあるので、確実に持ち込めるもの以外は、あらかじめホテルやクロークに置いていくのがよいでしょう。

私の場合はツアーの専用車の中に置かせてもらっていました。

まとめ

まとめると、確実に持ち込める最低限のものだけ持っていくのがベストです。

それ以外のものを持ち込む場合、ひょっとすると「また入口まで戻るのかー!」みたいなことになるかもしれません。

いずれにせよ、最悪でもただひたすら面倒なだけで、強制処分などという怖いことにはならないので安心しましょう。

高い入場料、厳重な手荷物検査があってもなお、タージ・マハルは一度は行っておきたい必見のスポットです。

インドを訪れたらぜひ、その圧倒的なスケールと美しさを間近で堪能してみてくださいね。

2018年5月2日現地情報

Posted by 真中ユエ