学校や職場へのお土産はどこで買う?インド旅行のお土産事情

2018年7月10日現地情報

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飛行機とお土産の紙袋見知らぬ土地へ旅行しにいくにあたり、気になるのがお土産事情。土地勘がないと、ちゃんと目的のものを買えるかどうか不安になりますよね。

  • インドのお土産って何があるの?
  • 学校や職場へのばらまき土産はどこで買う?
  • 買う場所によって値段はどう変わる?
  • 価格交渉はどうすればいいの?

本記事ではこのような疑問について、2017年秋にツアーで初めてのインド旅行に行ってきた筆者が、実体験を踏まえて初心者目線で情報をまとめています。初めてインドに行かれる方、お土産について不安のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

いろいろあるよ!インドのお土産

まずは「インド土産ってどんなものがあるの?」という部分についてですね。

それはもう当然ながら、食品、化粧品、服飾品、民芸品、雑貨まで非常に多岐に渡ります。

それらを網羅した一般的な情報はガイドブックなど他のメディアにお譲りして、本記事では、私と私の友人たちが実際に現地で買ったものをご紹介してみます。短期のツアー旅行で買えるものの実例として、イメージ作りなどにお役立てください。

紅茶

インドは紅茶の一大生産国。スパイス入りミルクティーのチャイがよく知られているほか、ダージリンとかアッサムとか、日本で一般的に飲まれているいわゆる紅茶ももちろん充実しています。余談ですが、ダージリンもアッサムもインドの地名です。産地がそのままブレンド名になっているんですよ。

私たちはデリーにて、ガイドさんおすすめのTop Quali Teaという紅茶専門店で購入しました。

↓綺麗な刺繍の巾着袋に入ったダージリンファーストフラッシュや、

Top Quali Teaのダージリンとクッキーのティータイム
自宅にて、Top Quali Teaのダージリンでティータイム。右上が茶葉のパッケージ。

↓CTC茶葉とスパイスがブレンドされたマサラチャイなどを買いました。

インドのマサラチャイと絹織物のコースター
自宅にて、Top Quali Teaのマサラチャイを淹れてみた図。左上が茶葉のパッケージ。

上の二つはたまたまどちらもルースティー(茶葉そのままのもの)ですが、ティーバッグももちろんあります。また、お店には紅茶以外にもスパイス、アロマ、石けんなども並んでいました。

あと、このお店のいいところは店員さんの押しが強くないこと! これはインド初心者には地味にありがたいです。インドの観光客相手のお店は大抵ものすごく押しが強いので、いまいち本意な買い物ができなかったりします。その点このお店は、少なくとも私たちがお邪魔した際にはとても穏やかで、じっくり落ち着いて買い物をすることができました。

ちなみに、上の写真でコースターがきれいだなーと思ってくださった方。実はこれもインドのお土産なんです。詳しくはすぐ下の「絹織物」の項でお話しします。

象嵌細工

アグラは大理石の象嵌細工が有名な土地です。大理石に模様を掘り、そこに宝石や貝殻をぴったりと嵌めこんで作ります。言わずと知れた世界遺産、タージ・マハルの壁面にも、気の遠くなるような精緻な宝石細工がびっしりと施されています。

そんなわけで私たちも、ガイドさんに案内された象嵌細工のお店にて、細工を作る工程なども見学させてもらいつつ、ペンダントやイヤリングなどを購入しました。大皿などの高級品から安価なコースターまで、幅広いラインナップが揃っていました。

絹織物

ヴァーラーナシー(バラナシ/ベナレス)は絹織物が盛んな土地です。今なお職人による手織りで、色とりどりの見事な布製品が生産されています。

観光の道中、ガイドさんが二件ほどその手のお店に案内してくれました。定番のスカーフのほか、コースターなども購入しました。上でご紹介した紅茶の写真に写っているのがそれです。

素材や模様によって値段はピンキリ。「この中で一番いいもの」とか「もっと安いもの」とか、希望を伝えれば続々と見せてくれます。また、同じような商品でもお店によって高かったり安かったりします。複数のお店を回れるのであれば、店員さんの押しに負けず、じっくり慎重に検討するとよいでしょう。

流れで立ち寄ったので具体的な店名がわからないのですが、一件はヴィシュワナート寺院(黄金寺院)のロッカールームに隣接したお土産屋さん、もう一件は自社工房を抱えた絹織物の専門店でした。無論、品ぞろえのよさは専門店が圧倒的です。

ヴァーラーナシーの絹織物工房
ヴァーラーナシーの絹織物工房を見学。見事な職人技に目を見張ります。

パンジャビドレス

インド人女性の民族衣装といえば、サリーとパンジャビドレス! 緻密な装飾が施された極彩色の布地をごく自然に身にまとう姿は本当にきれいですよね。

ガイドさんに連れられてきたアグラのお土産屋さんにて、友人がお土産兼、現地で着て歩く用にパンジャビドレスを購入していました。以下の記事で詳しくご紹介していますので、ご興味があればぜひ。

ちなみに、パンジャビドレスは正式にはサルワール・カミーズと言います。パンジャビドレスという呼び方は日本独特のものらしいですよ。

化粧品

インドで美容というとアーユルヴェーダが有名ですね。アーユルヴェーダに基づく化粧品や自然派コスメもたくさんあるので、お土産にぴったりと言えるでしょう。

ヴァーラーナシー空港(ラール・バハードゥル・シャーストリー空港)の中にコスメショップがあり、そちらでハンドクリームなどの化粧品類を購入しました。

お店の名前を調べるためにググってみたのですが、残念ながらネット上には館内マップなどの情報が出ていないようです。2017年9月時点では存在していたので、ご参考まで。

お菓子

職場へのばらまき土産として、帰りのデリー空港(インディラ・ガンディー国際空港)にて箱のお菓子を購入しました。

カジュ・バルフィ(kaju barfi)という、ひし形で銀箔のついたカシューナッツ味のヌガーのようなお菓子を買いました。個包装ではなく、大箱に二段重ねでぎっしり詰まったボリューミーな品でした。お味もばっちり美味しかったです!

↓こんなような見た目のお菓子です。

雑貨

上のお菓子を買ったのと同じ、デリー空港内のお土産屋さんで、象のキーホルダー的な民芸雑貨を購入しました。友人曰く「目がラリッててお気に入り」とのことでした。

ばらまき土産はどこで買う?

学校や職場向けのお土産として、大勢でつまめる個包装のお菓子など、いわゆるばらまき土産が必要になるケースは多いですよね。日本であれば観光地、駅、空港、デパートなど、人の集まりそうな場所にはたいてい売っています。

しかしインドでは、ばらまき土産に適した品物はそういった頻度ではまずお目にかかれません。お土産屋さんはたくさんあるのですが、雑貨や民芸品などが多く、大箱のお菓子などはほとんど見られません。少なくとも私が現地を歩いてみた感覚では、観光地や街中ではそういった商品を見かけませんでした。

ではインドでばらまき土産を買いたい場合、どこを当たればよいのでしょうか?

空港

デリー空港の様子
デリー空港の様子。

まず、私自身の経験からおすすめしたいのは空港です。たとえばデリー空港(インディラ・ガンディー国際空港)は、日本を含む世界の主要空港と同じ感覚でショッピングが楽しめます。ばらまき土産を選ぶのにも事欠きません。

空港で買うメリットとしては、便利かつ安心であること。インドを訪れるうえで必ず通る場所ですから、無駄なくスムーズに用事をこなせます。品質に関してもまず問題ないと見てよいでしょう。

デメリットとしては、とにもかくにも価格が高いこと。通常、インドの物価はおおよそ日本の三分の一から四分の一くらいの感覚(もっと安い場合も多々)ですが、空港で買う場合、だいたい日本と同程度くらいにまで跳ね上がります。まさしく便利さや安心感とのトレードオフですね。

スーパーマーケット

もうひとつ、私自身は未経験ですが、空港のデメリットを補填してくれそうな場所がスーパーマーケットです。これについては下記のブログに詳しく書かれているので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。

メリットはシンプルに、価格が安いこと。

デメリットは、お土産を買うために足を延ばす必要があることでしょうか。というのも、インドの街中では大型スーパーやショッピングモールをほとんど見かけません。上の記事によれば「新興地区まで足を運ぶ必要がある」とのこと。ツアー中、観光地へ行ったついでにというような使い方は難しそうですね。

しかし個人的には、次回行くときはぜひ一度立ち寄ってみたいと思っています。

お土産を買う場所と相場

ここからはインドのお土産の値段設定についてお話ししていきます。

都会や観光地など、人が集まる場所でモノの値段が高くなるのは日本でもよくあることですが、インドはその振れ幅が非常に大きいです。同じものでも市内と空港では値段に何倍もの差がついたりします。

また一口にお土産屋さんと言っても、外国人観光客向けに商売をしているお店の場合、やはり日本の物価と同程度くらいに価格が跳ね上がります。

ただし、そのようなケースをただちにぼったくりと断じるのも考えもの。そういったお店はスタッフさんが日本語を話せたり、品質に信頼が持てたりと、メリットももちろんあるのです。ツアーのガイドさんが連れていってくれるお店であれば、不要なトラブルに巻き込まれることもなく、安心して買い物ができるでしょう。

デリーの紅茶専門店 Top Quali Tea 店内
デリーの紅茶専門店、Top Quali Teaにて。

筆者と同じような、限られた日程での短期の旅行を考えている場合、

  • 空港は高い
  • 外国人観光客向けのお店も高い
  • ただしその分便利で安心

というようなところを押さえて、利用するか否か、都合や必要に応じて判断していくとよいでしょう。

価格交渉について

ヴァーラーナシーの小売店
ヴァーラーナシーの商店街。無数の個人商店が軒を連ねます。

値札のついていない商品を日本人観光客が購入する場合、ほぼ間違いなくふっかけられます。言われるがままの値段で買わないように注意しましょう。

日本では日常生活において価格交渉をする機会がほとんどないので、多くの日本人にとっては苦手な習慣かもしれません。私もご多分に漏れず、価格交渉は非常に苦手で、失敗した思い出も数知れないのですが、注意点としては、

  • 相場をできる範囲で調べておく
  • 「相場まで落とす」ではなく「納得する値段で買う」
  • いらないならはっきりNOと言う

以上のようなポイントを最低限押さえておけば、少なくとも不本意な買い物をさせられることはないでしょう。インドは商人さんの押しが非常に強いので、金額うんぬんよりも三点目が一番大事かもしれません。

まとめ

いかがだったでしょうか? インド旅行のお土産について、おおよそのイメージを掴んでいただけたでしょうか。

あらためてざっくりまとめると、

  • お土産は食品、化粧品、民芸品、服飾品までよりどりみどり
  • 値段は品質や場所やターゲット層によってピンキリ
  • ばらまき土産の調達は空港かスーパーマーケットで
  • 空港と外国人観光客向けのお店は高いが、メリットもある
  • 値札がついていない商品は価格交渉を

以上のような内容を、一初心者の経験とともにお届けしました。初めてインドに行かれる方、お土産について不安のある方にとって、少しでも参考になったなら幸いです。

2018年7月10日現地情報

Posted by 真中ユエ